英語における奇妙または特に厄介な所有格
英語のほとんどの所有格または属格の名詞は比較的簡単に形成して使用できますが、奇妙だったり正しく使うのが難しい構文もあります。所有格の名詞を形成する通常の方法は、名詞の末尾にアポストロフィ(’)と‘s’を付けるか、アポストロフィだけを付けることです。しかし、いくつかの例外では、‘s’だけを付けるべき場合があります。これは人称代名詞の「our」「your」「her」「their」に当てはまります。これらはすでに所有格の形(「our car」「your paper」など)ですが、所有格のやや異なる用法として‘s’を付け加えることができ、「the car is ours」「the paper is yours」「the dog is hers」「the hotel is theirs」のように使われます。
「it」という代名詞に所有格を作るためには単独の「s」も付け加えなければならず、したがって「the house lost its shingles in the storm(その家は嵐で屋根板を失った)」が正しい表現です。この所有格は誤りが多い箇所であるため注意してください。「it」にアポストロフィと「s」の両方を付けると(it’s)、それは所有格ではなく、「it is」または「it has」を意味する短縮形になります。
戦争の名前で、その長さによって知られているものは単独で「s」を取ります。例えば「the Hundred Years War」は、「the Hundred Years' War」や「the Hundred Year's War」、「the Hundred Year War」と書くべきではありません。最後に、元々所有格であったいくつかの企業や機関の名前は、単数形でも複数形でも、現在では一般的にアポストロフィなしで書かれます。例として「a Woolworths store」や「the Citizens Advice Bureau」があります。
関係代名詞「who」は特異なケースであり、所有格を形成するためにアポストロフィなしの「se」をその語尾に付け加える必要があります。例えば、「the student whose essay won the award(エッセイが賞を受賞した学生)」のようにです。「Whose」は「which」の所有格としても使うことができ、「the book whose author became an overnight success(著者が一夜にして成功した本)」は正しく、また一部の作家には「the book of which the author became an overnight success」よりも好まれます。
動名詞の前に置かれる名詞や代名詞は、所有格を使うべきかどうかを決める際に特に厄介な問題を引き起こします。場合によっては、所有格を使うべきでないことが明確な場合もあります。例えば、「英語のクラスに登録する学生はフロントデスクに並ぶべきだ」という文では、「students」が主語ですが、その単語にアポストロフィを付けると「registering」が主語であることを示すことになり、誤りとなります。一方で、所有格が明らかに必要な場合もあります。例えば、「Sarah’s driving saved them from the accident(サラの運転が彼らを事故から救った)」では、文の主語はサラの「運転」であり、彼女の名前は形容詞として機能し、所有格を取るべきであり、この場合は自然に聞こえます。しかし、「the father worried about his daughters’ going to the party alone(父親は娘たちが一人でパーティーに行くことを心配した)」では、複数形の所有格(daughters’)は一部の著者や読者にはぎこちなく、あるいは学究的に感じられるかもしれず、アポストロフィが省略されることがよくあります。それでも、この構文は所有格の有無にかかわらず許容されます。所有格は「going」を父親の心配の対象として強調し、アポストロフィなしの「daughters」は心配の対象としての「娘たち」を強調します。
動名詞を扱う際には、問題の名詞を関連する代名詞に置き換えた文を想像すると役立ちます。例えば、上記の最初の2つの例では、「students」の代わりに「their」を使い、「Sarah’s」の代わりに「she」を使うと文が意味をなさなくなり、最初の場合は所有格が不要であること、2番目の場合は所有格が必要であることが確認できます。しかし3番目の例では、「daughters’ going」の代わりに「their going」や「daughters going」の代わりに「them going」を使っても、名詞自体と同じくらい正しいように聞こえます。このような曖昧な場合には、自分にとって最も自然に聞こえる形を使い、文書全体で類似のケースにおいて一貫した用法を維持するのが最善です。
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