スペースなしでのエンルールの正しい効果的な使用方法
エンルールまたはエンダッシュは、ハイフンよりも長く、エムルールよりも短いです。機能に応じて、周囲にスペースを入れずに密着させて使うことも、両側にスペースを入れて使うこともできます。スペースなしでエンルールを使う場合、特定の状況でエンルールとハイフンのどちらを使うべきか混乱が生じやすいため、著者にとっては困難が伴うことが多く、少しの説明が役立つことがあります。
エンルールは、ページ番号、日付、時間などの範囲を示す数字の間で「〜」や「および」の意味で、前後にスペースを入れずに使用されます(例:「pp.22–54」、「1995–2014」、「9.30–10.45」)。ただし、「between」や「from」と組み合わせて使用してはいけません。つまり、「1995–2014」、「from 1995 to 2014」、「between 1995 and 2014」はすべて正しいですが、「from 1995–2014」や「between 1995–2014」は誤りです。
エンルールは、月や曜日の範囲を示す単語の間(「January–April」や「Monday–Saturday」など)や、ルート上の場所を示す場合(「the London–York railway line」など)に、単語間にスペースを入れずに使用されます。同様に、エンルールはスペースなしで単語や名前の間に使われ、会合場所を示す場合(「the Canada–United States border」など)や、競技や試合を示す場合(「the Celtic–Aberdeen match」など)にも用いられます。
スペースなしのエンルールは、テストや理論の共著者の名前の間に使うのが適切です。例えば「マン–ホイットニー検定」や「テイラー–ジョンソン理論」のように。また、2つの名前から派生した複合名詞や形容詞にも使われます。例えば「マルクス主義–レーニン主義」(名詞)や「マルクス主義者–レーニン主義者」(形容詞)のように。同様に、エンルールは人名や国籍の間に使われ、何らかのつながりを示します。例えば「中国–日本の遺産」のように。ただし、複合語の最初の部分が単独で成り立たない語(接頭辞など)の場合は、代わりにハイフンを使うべきです(例:シノ–ジャパニーズの遺産)。
比率の要素間では、スペースなしのエンルールは「〜に対して」を表すことがあり、例えば「生地の小麦粉–水の比率」や「化学療法–非化学療法患者の比率」のように使われます。一方で、エンルールはスペースなしで「と」を表し、密接な関係を示すために使われることもあり、例えば「著者–編集者の関係」や「赤–緑色覚異常」のように使われます。
上記の状況では、エンルールの代わりにハイフンがよく使われます。また、一部のガイドラインでは(指示や例を通じて)ハイフンを使ってもよい、あるいは使うべきだと指定していることもあり、ページ番号の範囲がその一般的な例です。ただし、ハイフンは場合によって混乱を招くことがあることに注意してください。例えば、「Red-green」というハイフン付きの表現は、赤みがかった緑色を意味し、「red–green colour blind」のような「赤と緑」の意味ではありません。また、「author-editor」というハイフン付きの表現は、著者であり編集者でもある一人の人物を指しますが、エンルールを使うと二人の人物、すなわち著者と編集者を指します。同様に、「Taylor-Jones」というハイフン付きの表現は複合姓の一人の人物を示しますが、「Taylor–Jones」というエンルール付きの表現は二人の人物を示し、この意味は一方の名前が複合姓であっても変わりません。例えば、「Taylor–Jones-Jackson」は、最初の人物がTaylorで、二番目の人物がJones-Jacksonという二人を指します。もしエンルールの代わりにハイフンを使い、「Taylor-Jones-Jackson」とすると、混乱を招く結果となります。
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